藤本 真樹  Maki Fujimoto

ART DIRECTOR

VAN JACKET宣伝部を経て、1980年、宣伝制作会社HEAVEN設立。
1983年、学研より発行の雑誌「エッジ」の編集長/アートディレクター。
NY/ART&COMMERCEのマネージメントによりGUESS JEANS全米キャンペーン担当。
London/CAMILA LOWTHERのマネージメントによりHAKKET社などのアートディレクションを担当。
日本においては、株式会社ワールドの顧問アートディレクターとして新規数ブランドのクリエイティブディレクションを担当。
2005年秋、東京原宿に「若者へ”本物の文化”を伝えようとTOKYO-HIPSTERS-CLUBをオープンさせる。
現在、2007年春、銀座に開店する新規ブランドのコンセプトメイクに専心。

collabo_thc3b.jpgTOKYO HIPSTERS-CLUBに敷かれているラグ

Message to MVP

やさしい人
荒廃した戦後のアフガニスタンにおいて、同情の恵みを受け付けない誇り高いひとたちに特に働く場を見つけることが困難な女性たちにその労働成果により、対価を支払うというMOGU VILLAGE のプログラムに まず賛同したい。
 イギリス人の云う、バラの花びらのベットに横たわるのでなく、 割れたガラスの上をわざわざ歩こうとするMOGU VILLAGEのひとたちに 心からの敬意を表します。
★新しいプロジェクト★
ー原宿に集まる若者に、我々団塊の世代が知り得たことを伝えていくー
 こんなとてもビジネスには成りそうにもないコンセプトの店を展開することを、従業員にやさしい、 理想の会社を目指して非上場化を選択した会社、ワールドが承諾してくれた。
床や壁に様々なメッセージを刷り込みたいと思った。

 MOGU VILLAGEの福定さん(MOGU VILLAGEキャプテン)にお願いして、50年〜60年代とアメリカの智慧の象徴であった、 アレン・ギンズバーグ(生きていれば、アメリカのアフガニスタンへの侵攻に対しても、 またイラクの戦争にも、彼なりのアイデアでプロテストしたであろう)の詩の一節
collao_thc2b.jpgTHCの秘密部屋に敷かれたRUG



ーHoly The Super Natural Extra Brilliant Intelligent Kindness Of The Soulー
をアフガン絨毯に織り込んで頂けることになった。
 はじめてお会いした夜中のバーで、アフガニスタンでの峻烈で過酷な経験を 穏やかな眼差しで語る福定さんは、北向きに面した彫刻家のアトリエの光のようで、柔らかく、聞くひとをやさしく包んだ。
久しぶりに心からやさしいひとに会った。
4ヶ月後、アフガニスタンから届いた絨毯にデザインとは違う緑の縁取りがしてある、と 戸惑い、気落ちした様子でmogu villageからメールが届いた。
アフガニスタンの三色旗を思い出しつつ、少しの後にメールを打ち返した。
「新しいアフガンの国旗の中の緑は自由と平和を表すとのこと、彼らからのメッセージを織り込んでくれたものと 解釈します。」
わずかにだが、自分もやさしい気持ちのひとになれる気がした。